“形成外科”は“整形外科”と違って、あまり聞き慣れない診療科名ですが、学会立ち上げから約50年の歴史があります。
扱う疾患は大きく分けて腫瘍、外傷、先天異常、美容の4分野があります。
■腫瘍とは
しこり、あざ、ほくろ、皮膚腫瘍やできものなど、具体的には粉瘤、脂肪腫、母斑細胞母斑、色素性母斑、皮膚ガンなどです。また、乳がん手術後の乳房の作り直しや、ケガ、手術による皮膚・皮下組織の欠損や変形などを、出来るだけ元の形に戻す再建(さいけん)手術も主に形成外科で行っています。
【保険診療】
■外傷とは
切り傷、すり傷、ヤケドやその後の傷跡も含めて、形成外科は縫合のみならず傷跡の管理も専門としています。そのほか、顔、鼻、手指の骨折なども扱っています。【保険診療】
■先天異常とは
口唇口蓋裂(兎唇)、多指(趾)症、合指(趾)症などの手足の形態異常、副耳、出べそなど、生まれつきの体表面の形態的異常が対象となります。【保険診療】
■美容とは
二重まぶた手術、瞼(まぶた)の弛み、目袋、シミ取り、豊胸、隆鼻など、いわゆる病気ではないが整容的変化を期待する手術のことです。ただし保険診療は適用されず、【自費診療】となります。
ご興味のある方はどうぞご相談ください。
なお、上記赤字のものは当院で扱っております。
炭酸ガスレーザはホクロ、脂漏性角化症、老人性疣贅(イボ)などの皮膚病変をレーザ光線で照射し、熱で蒸散させることで除去でき、なおかつ周囲の正常組織に与えるダメージを最小限にとどめることができます。